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レポートのハイライト

第3四半期の振り返り:指数の過去最高値、AIRトータルリターン先物の勢い、活発な9月のロール

2026年第3四半期は、市場が待望していた金融政策の転換と、テクノロジー株の力強い復調に特徴付けられました。これらが、夏場の一時的なボラティリティを経て、米国の主要株価指数を新たな節目へと押し上げました。

S&P 500とNasdaq-100はいずれも、第3四半期末までに終値ベースで史上最高値を更新しました。市場参加者は軟着陸に対する楽観的な見方を維持し、株式デリバティブを活用して、変化する金利見通しに対応するとともに、第4四半期の米国中間選挙を前に資本の再配分を進めました。

当社の株式関連商品群は第3四半期を通じて極めて力強い勢いを維持しました。これは、精緻なリスク管理に対する市場の継続的な需要を反映しています。第3四半期の株式先物・オプションの平均日次出来高(ADV)は770万枚と引き続き堅調で、顧客が期待する厚みのある安定した流動性を提供しました。こうした活発な取引は、9月限から12月限へのロール取引にも表れました。中央銀行の政策転換を背景とする配当予想の変化とインプライド・ファイナンシング金利の変動を受け、9月のロール取引は活発に推移しました。市場参加者がエクスポージャーを調整する中、ロール出来高は前年同期比53%増加しました。

幅広い銘柄を対象とするRussell 2000先物では、顧客が米国内の景気回復を見込んだ戦術的な取引を行う中、継続的な取引が見られました。セクター固有のボラティリティに的を絞る場合でも、AIR TRFを通じて資本効率を最適化する場合でも、第3四半期の取引動向は、今日の株式市場に対応するうえで適切な指数を選択し、それに連動するデリバティブも活用することが引き続き不可欠であることを示しています。


グローバルな参加が記録的な夜間株式オプション取引を牽引

米国時間外における株式オプションの取引活動は、市場参加者がリアルタイムでリスクを管理する動きを強める中、過去最高の水準に達しています。世界的な地政学的変化を背景に、トレーダーは市場を動かすイベントに対応するために夜間の流動性を利用しています。

主要指数商品の夜間セッションにおける活発な取引を背景に、年初来の米国時間外ADVは過去最高の24万2,000枚に達し、2025年比で18%増加しました。

主なハイライト

  • E-mini Nasdaq-100オプションのADVは、過去最高の10万1,000枚(2025年比15%増)
  • E-mini Russell 2000の成長:小型株の取引が急増し、ADVは過去最高の1万5,000枚(2025年比8.5%増)
  • 現金決済のMicro E-mini S&P 500オプションおよびMicro E-mini Nasdaq-100オプションの9月のADVは、9,100枚(8月の2倍超)

幕開け:CME FSPIスポーツ指数のNHL・MLB先物が24時間365日取引可能に

CME FSPIスポーツ指数先物は現在、NHL全32チームおよび一部のMLBチームを対象に取引可能です。その基礎となるスポーツ指数は、FutureSportsが提供しており、シーズンを通じたすべてのイベントについて、試合中のリアルタイム指標を用いて算出されています。試合中のチームの勢いを活用する場合でも、事業上のエクスポージャーをヘッジする場合でも、取引戦略を多様化する場合でも、当社のNHL・MLB先物商品群は、チームのパフォーマンスに対する見方を直接かつ資本効率よく反映できる手段となります。

標準サイズ(指数の10倍)とMicroサイズ(指数の0.10倍)の両方が用意されており、これらの契約により、スポーツ指数取引に低コストで参入できます。

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個別株先物で強まる勢い

個別株先物取引は、標準サイズとMicroサイズの両契約で流動性が厚みを増し、より有利な執行環境が整う中、着実に拡大しています。当社の商品群は、55以上の米国の主要銘柄へのアクセスを提供し、トレーダーは個別株のリスクをより柔軟に管理できます。

パフォーマンスのハイライト

  • 出来高の増加:総取引枚数は30万枚弱(名目金額約30億ドル)
  • 柔軟な商品構成:標準契約が取引名目金額の84%、Micro契約が総取引枚数の67%
  • 未決済建玉(OI)の増加:9月の平均日次OIは1万5,900枚

E-nano先物が好調な滑り出し

これまでで最も利用しやすい当社の契約であるE-nano株価指数先物では、流動性が急速に高まっています。

4つの主要ベンチマーク(S&P 500、Nasdaq-100、Russell 2000およびDow)に対する精緻なエクスポージャーを提供するよう設計されたこれらのナノサイズ契約により、市場参加者はリスク管理に必要なアクセスを24時間確保できます。E-nano先物は8月の上場以来、普及が加速しています。これを牽引したのはE-nano Nasdaq-100先物への旺盛な需要で、同先物は3万4,000枚が取引されました。E-nano先物のADVは9月に3万7,000枚に達しました。


ファクター先物で米国株式を動かす要因を取引

2026年に各ファクターのパフォーマンスが乖離する中、新たな株式指数ファクター先物が登場しました。米国市場のパフォーマンスを左右する要因に対し、的を絞ったエクスポージャーを提供します。

グロース、バリュー、クオリティ、モメンタム、低ボラティリティ、高配当などの主要ファクターを対象とするこれらの現金決済契約により、特定の投資スタイルを対象としたローテーション、ファクターリスクのヘッジ、ロング・ショートの相対価値戦略が可能になります。


AIR、王座へ:記録的な普及がAIRトータルリターン先物の成長を促進

第3四半期の成長分野として特に目立ったのは、当社の調整金利トータルリターン先物(AIR TRF)の利用拡大が加速したことでした。

顧客が資本効率をますます重視し、OTCトータル・リターン・スワップに代わる規制市場の商品を求める中、AIR TRF商品群の未決済建玉は100万枚を超えました。組み込まれたSOFR変動金利を利用して株式ファイナンスのエクスポージャーを管理できるため、AIR TRFは第3四半期の金利調整局面で重要な柔軟性を提供しました。投資家は、ファイナンス・スプレッドを確定させるために同商品を活用しました。

  • 過去最高の出来高:AIR TRFのADVは3万6,000枚(2025年比39%増)、AIR TRF商品群は9月14日に、単日出来高18万枚と過去最高を記録
  • OIの節目:AIR S&P 500(EFFR)先物が牽引し、AIR TRFの商品群全体の未決済建玉(OI)は100万枚を突破

よりスマートなスプレッド:日経(USD)-日経(JPY)先物スプレッドの機能を強化

USD/JPY為替レートの変化を考慮し、日経(USD)-日経(JPY)先物スプレッドでは現在、1:1、4:5、2:3、4:7、1:2の5通りのレシオを利用できます。システムは現在の為替レートに最も適合するレシオを優先するため、トレーダーは取引後に追加の調整を行うことなくポジションを整えやすくなります。

レシオ USD/JPYレートにおけるパリティ スプレッド当たりの日経(USD)先物(NKD)枚数 スプレッド当たりの日経(JPY)先物(NIY)枚数 インプライド・マッチング優先順位
1:1 100 1 1 5
4:5 125 4 5 3
2:3 150 2 3 1
4:7 175 4 7 2
1:2 200 1 2 4

出典:CMEグループ



スプレッドの圧縮:E-mini株価指数オプションのティック変更を読み解く

当社がE-miniオプションのティックモデルを拡張してから1年が経過し、板の厚みが引き続き十分に維持される中、スプレッドは縮小し、取引コストも低下しています。


米国配当先物・オプション全体で記録的な勢い

当社の米国配当先物・オプション商品群は、Nasdaq-100およびRussell 2000四半期配当先物、ならびにS&P 500年間配当先物を対象とするミッドカーブ・オプションの導入後に力強く成長し、2026年も市場で著しい普及が続いています。この商品群により、市場参加者は、企業の配当支払スケジュールをめぐる短期的な配当ボラティリティを、より高い精度でヘッジできます。

  • 配当先物:ADVは過去最高の6,400枚(18%増)、平均OIは44万6,000枚(20%増)
  • 配当オプション:ADVは過去最高の4,100枚(90%増)、平均OIは52万6,000枚(74%増)

機関投資家の需要がTACOおよびBTICの成長を促進

指数引けベーシス取引(BTIC)とTrade at Cash Open(TACO)は、機関投資家に対し、公式の現物市場基準値に基づいて円滑に取引を執行し、スリッページを排除するとともに、オーバーナイトリスクを管理する手段を引き続き提供しています。参加者は、現物市場の寄付きまたは引けに先立ってベーシス・スプレッドを取引することで、効率的なポートフォリオ・リバランスや指数連動に向けて、現物市場の流動性へ直接アクセスできます。

現物市場の寄付きや引けでの流動性に対する需要が引き続き高まる中、BTICとTACOは、主要ベンチマークにおける資本効率の管理に引き続き欠かせないツールとなっています。

記録的な需要

  • BTICのADVは8万5,000枚(2025年比16%増)
  • TACOのADVは400枚超(2025年比64%増)


米国配当エクスポージャー管理の革新

ミッドカーブ・オプションと四半期配当先物が、トレーダーによるフォワード・ボラティリティの捕捉と資本配分の最適化にどのように役立つかを解説します。


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