始値基準取引(TACO)

E-mini S&P 500先物で、近々に登場予定

CMEグループでは5月14日に、現物指数の取引開始値に関連するリスクをより良く管理するための仕組みである、始値基準取引(TACO)の取引開始を予定しています。

現物指数の公式な始値に連動した建玉を、現物市場が取引を開始する前に、E-mini S&P 500先物でのベーシス取引を通じて確定することが可能になるのです。

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取引の仕組み

  • BTIC(終値基準取引)と同様に、TACOでは現物指数の始値に連動したE-mini S&P 500先物のベーシス取引を通じて、現物市場が取引を開始する前に、建玉を確定することが可能となります。
  • BTICでもそうですが、市場環境によって、TACOでも、ベーシス取引の価格はプラスの場合とマイナスの場合があり得ます。
  • TACOでは、公式な始値が発表された段階で、ベーシス取引されていたE-mini S&P 500先物の建玉は、そのベーシスを反映した上で、現物のS&P 500指数の始値で清算されることになります。

便益性と応用

TACOは、CME Globexの集中指値注文台帳を介したE-mini S&P 500先物で、ブロック(大口)取引も可能です。

MOO(市場取引開始)に関連したリスクに対応するより有効なヘッジツール

午前中に満期を迎えるオプションのデルタへの対応が、一段と容易になります。

スリッページなしで、現物指数の公式な始値に連動した価格を直接取引

取引要綱

取引単位

50ドル倍

呼値の単位(最小変動幅)

0.05

取引時間

前日の午前10時(米中部時間)から午前8時半(同)まで
取引時間は、米中部時間で前日の午前10時から、ただし、取引日が月曜日の場合、取引開始は前日の日曜日、午後5時(米中部時間)から

ブロック(大口)取引の最低取引サイズ

500枚

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銘柄記号

取引コード

ESQ

取引プラットホーム

CME Direct, CME Globex

 

取引コード

TQOA Index

取引プラットホーム

Bloomberg (Front Month)

 

取引コード

ESQc1

取引プラットホーム

Thomson Reuters (Front Month)