ようこそ、トウモロコシ先物へ

CBOTのトウモロコシ先物（取引コード：ZC）は、アクセスが容易で、高い流動性をもった市場であり、米国で最も広範に生産されているこの穀物の価格リスクをヘッジしたり、その動向を背景に取引収益を実現する機会を提供する市場でもある。

個人投資家、当業者、生産者、さらに取引会社など、グローバルで多様な取引参加者によって構成されるこの市場は、完全に電子化された市場であり、日中取引の平均が35万枚を超えるなど、穀物や種子油の市場では最も活発な市場となっている。

C世界最大のデリバティブ市場を運営するCMEグループ傘下にある

トウモロコシ先物

取引概要のフルスペック

限月	H, K, N, U, Z (3月物、5月物、7月物、9月物、12月物)
銘柄記号	ZC
呼値	ブッシェル当たり米ドル
取引時間	日曜日 – 金曜日、午後7時‐午前7時45分米国中部時間、そして月曜日 – 金曜日、午前8時30分– 午後1時20分　米国中部時間
オプションの利用	はい
取引単位	5,000ブッシェル
呼値の単位	0.0025
1呼値の変動による1枚当たりの損益	12.50米ドル

ナゼ、ZC先物なのか？

2017／18穀物年度に世界で生産されたトウモロコシの量は、410億ブッシェルで、2017年の年間のCBOTトウモロコシ先物の想定取引額面は、その11倍に達しています。

USDA（米国農務省）が世界の農産物供給と需要を予測した世界農業需給予測（WASDE）レポートは、その公表に際して、市場参加者の見解を構築する材料となり、取引参加者が先物市場でその見解を具現化する機会を提供するものとなる。

トウモロコシ先物市場は、天候の状況、政治、穀物の状況、輸送やその手段、その他の課題などによって往々にして変動する市場において、集中的で透明性の高い価格発見の場となっている。

トウモロコシ先物（ZC）取引の有益性

高い流動性
日中取引の平均が35万枚を超え、OI（建玉）が179万枚に迫る規模となっているこの市場では、容易に取引の仕掛け、仕切りが可能となっている。

柔軟な注文執行
CLOB（集中指値注文台帳）にアクセスすることで、ブロック（大口）取引やRFC（クロス注文リクエスト）など、市場流動性が担保されている。

安全性とセキュリティー
CFTC（米国先物取引委員会）が監督する中央清算施設によって取引清算され、取引相手に関するリスクが軽減されている。

電子取引を介した時間外取引
時間外取引でも、市場を動かすグルーバルなニュース＆イベントにリアルタイムで対応

先物取引のレバレッジ
比較的少額で大きな想定額面の取引が可能であり、資金効率が高い

相場変動のカギとなる経済報告・要因

天候条件世界的に、それぞれの生産地の天候状況が収穫を左右することから、トウモロコシ価格の動向にも影響を与える

USDA（米国農務省）が世界の農産物供給と需要を予測した世界農業需給予測（WASDE）は、毎月公表され、予想外の方向にトウモロコシ市場を動かす場合が多くある、総合的な予測レポートである。

農務省作付計画レポートこのレポートは, 3月に公表されるこのレポートで、世界最大のトウモロコシ輸出国である米国の農家が、どんな穀物をどれくらい作付する方針なのかが、詳細に報告される。

穀物在庫報告 NASS （National Agricultural Statistics Service、農務省農業統計局）から年に4回公表される報告書で、トウモロコシを始めとした主要穀物や種子油穀物の在庫状況について、状況や在庫場所（生産者保管か否か）のデータを更新する。

穀物生産レポート トウモロコシの最大の輸出国である米国の輸出レポートであり、週間で、世界的な需要に関しての洞察を提供している。

こちら "Learn about Key Economic Events" を参照して、学習タイトルと経済指標の発表スケジュール等を、CMEインスティテュートで確認する

トウモロコシ先物（ZC）先物の取引を学ぶ

取引を開始するためのリソース – 入門編コース、取引ツール、取引シミュレーター、リサーチ、マーケット・コメントなど - をCMEインスティテュートで参照する

アジア向け暫定免責事項

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